医療機器メーカーのランキング一覧!就活に役立つ情報も紹介

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医療機器メーカ-ランキング一覧

景気に左右されにくく、安定して需要がある医療機器業界。年収も高い傾向にあるため、医療機器メーカーに就職したい方は少なくありません。しかし、医療業界に関わったことがない方はどのような医療機器メーカーがあるか分からないでしょう。

そこで本記事では、国内と国外の売上高や知名度の高い医療機器メーカーについて紹介します。また、医療機器メーカーへの就職が難しい理由や就活を成功させるポイントについても解説します。自分に合った医療機器メーカーを探し、就活を成功させたい方はぜひ最後まで読んでください。

【2023年】医療機器メーカー一覧!売上高ランキング上位50社を紹介

2023年】医療機器メーカー一覧!売上高ランキング上位50社を紹介

国内の医療機器メーカーの売上高ランキングを紹介します。

1 ソニーG 11兆5398億3700万円
2 日立製作所 10兆2646億200万円
3 キヤノン 4兆314万1400万円
4 富士フイルム 2兆5257億7300万円
5 旭化成 2兆4613億1700万円
6 ニデック 2兆2428億2400万円
7 スズケン 2兆2327億7400万円
8 東レ 2兆2285億2300万円
9 大塚HD 1兆7379億9800万円
10 川崎重工業 1兆5008億7900万円
11 コニカミノルタ 1兆1303万9700万円
12 帝人 1兆187億5100万円
13 エア・ウォーター 1兆49億1400万円
14 住友重機械工業 9439億7900万円
15 オリンパス 8819億2300万円
16 オムロン 8760億8200万円
17 クラレ 7563億7600万円
18 HOYA 7235億8200万円
19 テルモ 7033億300万円
20 カネカ 6915億3000万円
21 住友理工 5410億1000万円
22 ニコン 5396億1200万円
23 シップヘルスケアHD 5143億5300万円
24 ニプロ 4947億8900万円
25 島津製作所 4281億7500万円
26 シスメックス 4105億200万円
27 PHCHD 3564億3400万円
28 住友ベークライト 2631億1400万円
29 ハイレックスコーポレーション 2556億1600万円
30 メディアスHD 2216億9433万3000円
31 日本光電工業 2051億2900万円
32 日機装 1771億900万円
33 トプコン 1764億2100万円
34 日本電子 1384億800万円
35 フクダ電子 1320億9800万円
36 セルシード 1264億2700万円(単体)
37 メニコン 1101億9400万円
38 持田製薬 1101億7900万円
39 オルバヘルスケアHD 1079億5942万6000円
40 古野電気 913億2500万円
41 パラマウントベッドHD 903億5200万円
42 オカモト 895億8100万円
43 EIZO 808億4900万円
44 朝日インテック 777億4800万円
45 ノーリツ鋼機 735億1500万円
46 ウイン・パートナーズ 663億9194万円
47 ジェイ・エム・エス 581億6900万円
48 ヤマシタヘルスケアHD 551億4583万円
49 日本ライフライン 514億6900万円
50 ナカニシ 486億7145万2000円

(参考:各社の有価証券報告書・決算短信より)
上位の企業は世界でも活躍しています。

医療機器メーカーの売上高だけでなく、平均年収を知りたい方は「医療機関メーカー平均年収ランキング!転職を成功させるポイントも紹介」を参考にしてください。

【医療機器メーカー一覧】大手・中小企業20選

【医療機器メーカー一覧】大手・中小企業20選

国内で知名度の高い大手医療機器メーカーを厳選し20社紹介します。

企業名 特徴
オリンパス
  • 内視鏡技術が世界でトップクラス
  • デジタルカメラや音響機器なども展開
シスメックス
  • 血液分析装置、尿沈渣検査などを世界に展開
  • ヘマトロジー分野では世界トップ
富士フイルムHD
  • AI技術を使った内視鏡装置を展開
  • X線画像診断、超音波診断装置も扱うトップメーカーのひとつ
フクダ電子
  • 心電図などの検査機器やAED事業を展開
  • 創業80年の老舗の医療機器メーカー
日立製作所
  • 超音波画像診断装置や粒子線がん治療装置は世界のトップクラス
  • 最先端のデジタル技術も駆使している
オムロン
  • 体温計や血圧計、体重計、電動歯ブラシなどを取り扱う
  • 健康管理アプリなども展開
島津製作所
  • 医療用X線装置・画像診断装置などを取り扱う
  • 時代に合わせた最新の医療機器を展開
キヤノン
  • CT装置が世界のトップクラス
  • ほかにもCT、MRI、超音波、単純レントゲン、血管造影、PACSなどを展開
日本光電工業
  • 脳波計、心電計、生体情報モニター、AED、除細動器などを展開
  • 脳波計は国内市場の約90%のシェアを誇り、世界でも取り扱われる
テルモ
  • 人工肺や人工心肺装置、人工血管などを提供
  • 世界160以上の国と地域で活躍
旭化成
  • 血液透析の機器の先駆者で主要メーカー
  • 輸血用血液製剤のフィルターなども展開
日本ライフライン
  • 循環器内科・心臓血管外科の領域で活躍
  • 海外の大手メーカーが日本国内での販売を任せている
ニコン
  • 顕微鏡や半導体検査装置などの精密機器を取り扱う
  • 再生医療や新薬の開発も実施
HOYA
  • 低侵襲な軟性内視鏡を開発
  • 白内障手術で使われる眼内レンズも取り扱う
住友重機械工業
  • 医療業界トップクラスの精密機器を取り扱う
  • がんの早期発見に有用なPETも取り扱っている
日本電子
  • 電子顕微鏡が世界トップクラス
  • ノーベル賞級の研修者が在籍
帝人
  • 医療用医薬品と在宅医療機器を展開
  • ポリカーボネート樹脂、PEN樹脂が医療機器で使用されている
エア・ウォーター
  • 医用顕微鏡や高気圧酸素治療装置、呼吸器関の機器などを展開
  • 感染対策に関する製品も取り扱っている
コニカミノルタ
  • 医療用画像診断システムなどを取り扱い
  • 約150ヶ国で事業を展開
東レ・メディカル
  • 透析関係の医療機器を取り扱い
  • 医療用具の事業も展開

【世界の医療機器メーカー】トップ企業一覧

世界の医療機器メーカー】トップ企業一覧

ここでは、世界で活躍している医療機器メーカーを紹介します。

企業名 売上高
アボット 3,127 億ドル
メドトロニック 3,123 億ドル
BD 1,887 億ドル
GE ヘルスケア 1,846 億ドル
ストライカー 1,845 億ドル
カーディナルヘルス 1,589 億ドル
ダナハー 1,085 億ドル
ジョンソン&ジョンソン 274 億ドル
シーメンス ヘルスニアーズ 211 億ドル
フィリップス 165 億ドル
バクスター 151 億ドル
ボストン・サイエンティフィック 126 億 8000 万ドル
エシロールルックスオティカ 125 億 5000 万ドル
B.ブラウン 90 億ドル
アルコン 86 億 5000 万ドル
3M ヘルスケア 84 億 2,000 万ドル
ジマー バイオメット 69 億 4000 万ドル
オリンパス 66 億 5000 万ドル
インテュイティブジャパン 62 億ドル
テルモ 61 億ドル
フレゼニウス 57 億 9000 万ドル
ロッシュ 57 億 9000 万ドル
エドワーズ ライフサイエンス 53 億 8000 万ドル
スミス+ネフュー 52 億ドル
ホロジック 48 億 6000 万ドル
富士フイルム 46 億ドル
ソノバ 40 億ドル
デンツプライ シロナ 39 億 2000 万ドル
キヤノンメディカル 38 億 9000 万ドル
ホヤ 35 億 7000 万ドル

(出典:The 2023 MPO Top 30 Medical Device Companies Report

ランキングから分かるように、上位はアメリカが占めています。

医療機器メーカー一覧の企業へ就職が難しい理由

医療機器メーカー一覧の企業へ就職が難しい理由

医療機器メーカーへの就職は人気がありますが、難しいとも言われています。難しいと言われるには以下の理由があります。

  • 専門的な知識が必要なため
  • 特殊な業界であるため
  • 競争率が高い

それぞれについて詳しく解説します。

医療機器業界への転職を考えている方は「医療機器業界への転職ってどうすればよいの?詳しく解説!」の記事も参考にしてください。

専門的な知識が必要なため

病院やクリニックなどで使用する機器を扱うため、疾患や手術、医療行為などに関する知識が求められます。営業職や開発職など、医療機器メーカーでどの職種に就いたとしても医療について知っておく必要があります。

もちろん就職時に詳しく知っておくことは難しいですが、就職を希望する企業が扱う分野については、簡単に説明できる程度は知っておきましょう。専門的知識を持っていることをアピールできれば、就活を成功させやすいです。

医療機器について詳しく知りたい方は「医療機器の定義ってなに?4種類に分類しながら解説!」も参考にしてください。

特殊な業界であるため

医療機器メーカーは特殊な分野に特化しているため、就職が難しい傾向にあります。医療機器メーカーは特殊な業界であるため、医療に携わったことがない方は自分に合った企業を見つけることが難しいからです。企業の名前や取り扱っている製品を聞いても知らないことも多くあるでしょう。そのため、企業研究を十分におこない、就職の対策をすることが重要となります。

競争率が高い

医療機器メーカーは人気の就職先であるため、競争率が高いです。安定している業界であり、将来的にも需要や成長が見込まれるからです。年収も高めであることも人気の理由でしょう。

また、文系でも理系でも求人に応募できる職種であることも競争率が高い理由です。業種によっては文系、理系が分かれていることもありますが、医療機器メーカーはどちらの分野でも就職できます。そのため、医療機器メーカーへ就職を考えている方はしっかり対策をとり、就活することをおすすめします。

【医療機器メーカーへの就活】対策一覧

【医療機器メーカーへの就活】対策一覧

前述したように医療機器メーカーへの就職は難しい、競争率が高いなどと言われますが、対策をしっかりとることで、就活を有利に進めやすいです。そこで、ここでは医療機器メーカーへの就活対策を5つ紹介します。

  • 求める人物像を知る
  • インターンを活用する
  • 医療機器業界の研究をする
  • 志望動機を明確にする
  • 自分の経験を紹介する

それぞれについて詳しく解説します。

求める人物像を知る

それぞれの医療機器メーカーが求めている人物像を知ることが必要です。例えば、下記のような人物像を企業は求めています。

  • 学ぶことや新しい経験を恐れず、挑戦する人
  • 自ら考え主体的に動き最後までやり抜く人
  • リーダーシップで組織を動かす人
  • 失敗を恐れず挑戦し続け、自ら成長し続ける人
  • 目標を高く持ち、周りを巻き込む行動を起こす人

企業が求める人物像になるためにスキルを磨くことは必要ですが、すべて合わせるということではありません。自分に当てはまる人物像を掲げている企業を見つけ、自己アピールすることも大切です。

インターンを活用する

インターンを活用することも医療機器メーカーへの就活を成功させるポイントです。インターンに参加することで、企業について理解を深められます。医療分野に詳しくない方でも、知識を得るでしょう。大手医療機器メーカーのオリンパスやテルモ、富士フイルムなどもインターンを実施しています。自分が就職を希望する医療機器メーカーがインターンを実施している場合は、企業の理解を深めるために参加しましょう。

医療機器業界の研究をする

医療機器の全体像を知り、深堀して企業について研究することも医療機器メーカーへの就職対策で大切です。それぞれの医療機器メーカーは医療業界の課題にどのように取り組んでいるか、など企業の特徴をしっかり理解しましょう。企業について理解することで、自分に合う企業を探しやすくなります。また、自己アピールでも役立つため、業界の研究は医療機器メーカーへの就活で重要なポイントです。

志望動機を明確にする

志望動機をしっかり伝えることは就活で大切なことです。志望動機によって自分が企業に入職したいという強い気持ちをアピールします。例えば、AI機能を活用した新たな医療機器の開発に携わりたい、難病の患者さんを助ける医療機器を販売したいなど、自分の考えを明確にしておくとよいです。応募する企業の理念などをもとに志望動機を考えておきましょう。

自分の経験を紹介する

自分の経験を伝えることも就活に必要なことです。「母親が心臓の病気を持っているがペースメーカーによって、普通に生活できている。命を助ける医療機器の重要性を知って、医療機器業界を志望した」など、自分の経験を紹介することは自己アピールになります。作り話をする必要はないですが、医療機器に関わった経験がある場合は企業に伝えることで、好感を持ってくれるでしょう。

まとめ

医療機器メーカー一覧

この記事では、国内と国外の売上高や知名度の高い医療機器メーカー、医療機器メーカーへの就職が難しい理由や就活を成功させるポイントについて解説しました。

少子高齢化や医師不足などの問題がある医療業界で、医療機器メーカーは今後も成長が見込まれる医療の分野です。人気があるため就職は難しいと思われますが、しっかり対策をとることで就活を有利に進めていくことは不可能ではありません。記事を参考にし、自分に合う医療機器メーカーを探し、就活を成功に導きましょう。

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