副業に興味はあるけれど、何から始めたらよいのかわからない 。そもそも医師でも副業はできる?
医師の副業について興味はあるけれど、実際は副業に踏み出せない。そんな方も多いのではないでしょうか。
しかし、医師でもできる副業は数種類あります。 医師の副業は何を選ぶのかが重要です。
この記事では、医師におすすめの副業の選び方、また各副業の特徴をタイプ別に紹介しています。
副業選びに失敗すると副業で稼ぐ方法がわからず、時間やお金を無駄にしてしまうことがあります。
この記事を読むことで、自分にとってどの副業が最適かわかるため、時間やお金を無駄にしなくても良くなります。
効率よく稼ぐために、医師が副業を選ぶ場合は、医師の資格を活かした副業がおすすめです。
資格を活かした副業をすることで、無駄な時間とお金を使わず稼ぐことができるでしょう。
医師におすすめの副業をタイプ別に紹介
医師ができる副業は大きく分けて2つあります。
本業である医師の資格を活かした副業と、医師の資格がなくてもできる副業です。医師の資格を活かした副業は以下の通りです。
- 定期非常勤
- スポットバイト
- 講演・セミナー講師
- 医療系ライター・記事監修
- 医療翻訳
本業である医師の資格を活かした副業5つ
定期非常勤
医師の副業で最も一般的であるのは、定期非常勤なのではないでしょうか。
定期非常勤とは、◯曜日の午前診のみ、◯曜日隔週など、決まった曜日や時間に継続して勤務します。
医師の初めての副業におすすめできるのが、定期非常勤です。
本業である仕事と同じように医師の資格を活かして働けるためです。
単発ではなく継続して勤務が約束されているため、安定して収入が得られます。
医師が副業するには、まず資格を活かして本業と業務内容の差が少ない診療の仕事がおすすめです。
スポットバイト
医師のスポットバイトは定期非常勤と違い、空いた日に単発で診療のバイトを入れて働きます。
スポットバイトも医師の副業として利用している人も多いです。
スポットバイトは、空いた時間を有効的に利用することができます。
また報酬も本業と同程度出るため、効率的に稼ぐことができるからです。
自分で日程を調整する必要がありますが、自由診療や健康診断など、幅広い分野から選択できることも魅力の一つです。
講演、セミナー講師
講演会やセミナー講師の副業は、製薬メーカー等に依頼され、医師向け、あるいは他のコメディカル向けの講演を行います。
講演会やセミナー講師の副業も医師にとって取り組みやすいと言えるでしょう。
本業である医師の仕事の延長として依頼される場合がほとんどなので、特別新しいスキルを習得する必要ないからです。
注意点としては、パワーポイント等、事前に資料を用意する必要があることです。
また、ほとんどが先方から依頼されて行うため、自分で好きな時に講演やセミナーは行えません。
医療系ライター・記事監修
医師である資格を活かして、医療系ライターや医療の記事監修の副業も可能です。
医療系ライターは、主にクライアントから依頼された、医療や健康に関する記事を執筆する仕事です。
医師ライターの執筆する医療系の記事では、報酬も一般的なライターより高い傾向があります。
国家資格を保有する医師が執筆する記事は、信頼性や権威性が高いためです。
記事監修は、一般ライターが執筆した医療系の記事を監修する仕事です。記事の執筆まではできなくても、記事の内容を監修することで副業の収入が得られます。
近年では、特に医療・健康系記事の信憑性が重視されています。
適当な情報では、読者に健康被害を及ぼす可能性があるからです。
ますます医師の記事執筆や、記事監修の需要は高まるでしょう。
医師の資格を使わずできる副業の例
医師の資格がなくてもできる副業は多数あります。この記事では一般的なおすすめの副業を一例としてあげています。
- 不動産、株式投資
- ブログ
- YouTube・SNS発信
- プログラミング・起業・施設運営・せどり等
不動産、株式投資
不動産や、株式投資は医師の資格に関係なく始められる副業です。
不動産投資は始めるにあたって、事前に勉強や資金が必要になります。
それに対して株式投資は少額から始められるものもあるので、興味があれば確認してみましょう。
ここ数年、NISAやiDeCoなど利用している人は増加傾向です。
これらは利益が非課税であり、始めるときも簡単で負担が少ないためです。
資産運用に興味があるのであれば資産運用をしておいても損はないでしょう。
ブログ
ブログの収益は主に、アフィリエイト等の成果報酬型広告がメインです。
自分のおすすめしたいものを記事で紹介し、記事を読んだ読者が購入することで収入が得られます。
誰でも手軽に始めることができますが、安定して稼ぎたい人には向きません。
ブログは成果報酬型であるため、収入が安定しないからです。
文章を書くのが好きな人におすすめです。
YouTube・SNS発信
SNSには主に以下のようなものが使われます。
- TikTok
- lemon8
最近では、YoutubeやSNSで発信している医師も多いです。
しかし、稼げるようになるまで時間がかかることが多く、楽しんで情報発信ができる人でないと難しいと言えます。
YouTube、SNS発信もブログと同様に、成果報酬型の広告収入がメインとなるからです。
どうしても自分の思いを発信したい、医療現場とは全く違う仕事がしたい等の気持ちがあれば、YoutubeやSNS発信もおすすめです。
その他(プログラミング・起業・施設運営・せどり等)
他にも医師の資格を必要としない副業はいくつかあります。
しかし、本業が忙しい医師が効率的に稼ぐことが難しいと言えます。
例えば以下のような理由が考えられます。
- 安定して稼ぐことが難しい
- 稼げるようになるまで時間がかかる
- 初期費用がかかる
稼げるようになるまでに、時間とコストがかかることが多いからです。
どれも軌道に乗るまでに時間がかかりますが、始めやすい副業もあるので興味があればチャレンジするのも良いでしょう。
医師の副業の選び方
医師の副業の選び方のポイントは以下の3つです。
- 初期費用がかからないものを選ぶ
- 在宅可能な副業を選ぶ
- 医師の資格を活かして選ぶのがおすすめ
初期費用がかからないものを選ぶ
副業を始めるときは、なるべく初期費用がかからない副業を選びましょう。
初期費用をかけすぎても、その後稼げる様になる保証はないためです。
- 定期非常勤
- スポットバイト
- 医療ライター・記事監修
- 講演、セミナー講師
- 株式投資
- ブログ・SNS発信
以上のものは初期費用がほぼかかりません。
パソコンさえあれば、初期費用がほぼゼロで始められる副業も多いです。
初心者は、初期費用がかかりすぎない副業を選ぶのがおすすめです。
在宅可能な副業を選ぶ
以下のものは病院やクリニックに出向かず、在宅でできる副業です。
- 医療ライター・記事監修
- ブログ・SNS発信
- 株式投資
これらの副業は、年齢の小さい子どもを子育て中の医師にもおすすめです。
完全に在宅で仕事ができるため、子どもの体調不良や行事での日程調整が比較的行いやすいからです。
通勤時間もないため在宅が可能な副業は、時間を有効活用できます。
医師の資格を活かして選ぶのがおすすめ
初心者には、本業である医師の資格を活かした副業が断然おすすめです。
なぜならば、医師の資格を活かした副業は本業の延長でできるものであり、知識を習得するための時間や初期費用がかからないからです。
- 定期非常勤
- スポットバイト
特に上記の2つは誰でも始めやすいでしょう。また、求人数も多いため、条件を指定して自分に合う仕事を探しやすいです。
医師が副業するメリット
医師が副業を行うメリットは以下の3つです。
- 収入が得られる
- いつもと違う職場で新しい知識・経験が得られる
- 人脈が広がる
収入が得られる
副業をする一番のメリットは、本業以外の収入が得られることです。
副業を行う目的も、副収入を目的としていることが多いです。
非常勤やスポットバイトは、短期間で本業と同程度の稼ぎが得られるのでおすすめです。
いつもと違う職場で新しい知識・経験が得られる
特に非常勤やスポットバイトでは普段、専門としている分野とは違う分野の仕事を行うことがあります。
その場合、日常では知り得ない知識や経験が得られる可能性が高いです。
違う分野の知識を得ることは、自身の成長にもつながります。
人脈が広がる
本業とは他の仕事に就くと、その場所の人間関係があります。
副業で知り合い人脈が広がった場合、新しい仕事に繋がる、自分の評価が上がる等の可能性があります。
ブログや投資など1人で作業を行う副業もありますが、ほとんどは他人と関わり仕事を行うからです。
特に非常勤やスポットバイト先では、人脈が広がると医師のしての評価も上がるでしょう。
医師が副業する際に注意するポイント
副業する際に注意するポイントは3つあります。
- 副業収入が年間20万以上であれば確定申告必須
- 就業規則の確認
- 本業に支障をきたさないよう注意
副業収入が年間20万以上であれば確定申告必須
副業でも収入が本業とは別に、年間20万以上あれば確定申告は必須です。
これは医師に限らず、本業の給与以外で所得がある人は注意しないといけません。
詳しくは国税庁のHPで確認してみましょう。
会社員で所得が給与のみであれば、会社に提出する年末調整の手続きだけで大丈夫です。
しかし、副業で収入を得ている場合は、確定申告の必要性の有無を確認する必要があります。
就業規則の確認
副業を始める際は、本業の就業規則を確認しておきましょう。
副業が解禁されてから数年経ちましたが、就業規則で副業を禁止しているところも多くあるためです。
バレた場合最悪クビにる可能性もあるため、事前の確認は必須です。
本業に支障をきたさないよう注意
副業はあくまでも副業であるので、時間をかけすぎて本業に支障をきたさないよう注意しなければいけません。
当たり前ですが副業に一生懸命になりすぎて、本業が疎かになってしまっては意味がないためです。
副業の場合は、自分の動ける時間と労力を考え効率よく働きましょう。
医師の副業についてよくある質問
医師の副業について、よくある質問を3つ紹介します。
誰でも副業は可能か?
公務員(公立の病院に勤務)の場合は、原則副業禁止なので注意が必要になります。公務員法が適用されるためです。
ただし、みなし公務員などは必ずしも禁止ではなく、許可が出ると非常勤等は勤務できることもあるようです。
また、初期研修が終了していない医師はバイトができません。医師法にて決まっているためです。
公立の病院に勤務している医師、初期研修中である医師は注意が必要です。
公立病院勤務or副業禁止の職場だが黙っていれば副業はばれないか?
職場に副業に関して黙っていても、副業での所得が20万円以上であれば、ばれる可能性があります。
副業所得が20万以上の場合、確定申告が必要になります。
確定申告を行うと本業の給与と合算され、副業の所得が加味された住民税となるためです。
住民税の金額が本来より高いため、会社に副業がばれるケースが多いです。
とはいえ、確定申告をしないで放置するのは絶対にいけません。
もし会社にばれたくないのであれば、確定申告書の「住民税に関する事項」の欄を「自分で交付」にしましょう。
絶対ではないですが、ばれない可能性が高くなります。
節税する方法はあるか?
副業の収入が増えてきたら開業届を出して個人事業主となり、節税する方法があります。
個人事業主となれば、青色申告にて副業の収入から経費を引くことができます。
経費を収入から引くと、課税される所得を減らすことができるからです。
他にも、ふるさと納税やiDeCoなどの利用も節税につながることがあります。(ただし、条件によります。)
医師が副業するなら本業を活かした仕事がおすすめ
医師が副業を選ぶ場合、医師の資格を活かした副業と資格関係なくできる副業に大きく分類できます。
しかし、医師が副業を始める場合は、国家資格を活かした副業がおすすめです。
資格を活かした副業の方が、効率よく稼ぐことができるからです。
特に定期非常勤やスポットバイトは、本業で得た知識や経験を活かして取り組めます。
医師としてのキャリアを無駄にせず、副業の収入が得られるでしょう。
自分に合う条件の仕事を一度探してみましょう。自分で探すのが難しい場合や、初めてでよくわからない、不安な場合は医師専門のエージェントもあります。
登録は無料なので一度相談することをおすすめします。
医師は本業が忙しく、不規則な勤務も多いです。しかし、条件次第で副業での収入を十分得ることが可能です。
資格を活かして条件の合う仕事を見つけ、効率よく稼ぎましょう。